わんちゃんの歯が2本並んでいるのを見たことはありませんか🐶❓
実はそれ、“乳歯が残っている状態”かもしれません。
今回は乳歯遺残と歯肉炎がみられたわんちゃんの症例をご紹介いたします🦷
【症例】
種類 犬
品種 MIX(マルチーズ×トイプードル)
年齢 5歳10ヶ月
性別 避妊メス
【主訴】
口腔内評価および歯科処置を希望されご来院されました。
全身状態は良好でしたが、口腔内には歯石の付着と歯肉の炎症が確認されました。
特に上顎の切歯部(前歯)では、歯肉の赤みが強く、さらに本来抜けているはずの乳歯が残っている状態「乳歯遺残」が認められました。
・Before
本来抜けるはずの乳歯が残ることで永久歯と歯が並んでしまい、歯列異常や汚れが溜まりやすくなります。
その結果、歯肉炎や歯周病の原因になることがあります💦
▲ 赤丸部分:乳歯
・After
【実施した処置】
全身麻酔下にて歯科処置を行いました。
・歯石除去(スケーリング・ポリッシング)
・乳歯遺残の抜歯
・歯肉縫合
乳歯遺残は歯並びや歯周環境に悪影響を及ぼすため、適切なタイミングでの抜歯が重要です🦷
処置後は歯垢・歯石が除去され、口腔内環境の改善が期待されます✨
炎症のあった歯肉も今後のケアにより改善していく見込みです。
■ 今回のポイント
乳歯遺残は特に小型犬で多く見られるトラブルです。
放置すると、
・歯列の乱れ
・歯石の付着増加
・歯周病進行
といった問題につながる可能性があります⚠️
■ 今後のケア
今回大きな歯周病の進行は認められませんでしたが、歯肉炎は進行しやすい状態でした。
そのため今後は
・ご自宅での歯磨き
・定期的な歯科チェック
を継続していくことが重要です。
特に切歯部(前歯)は汚れが残りやすいため、意識してケアしてあげましょう🪥✨
■ まとめ
「歯が2本ある気がする…⁇」そんな小さな違和感が歯周病のサインであることもあります。
気になることがあれば、早めの受診をおすすめします👨⚕️
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